もう1つの終戦
涙雨 孫の想いは 南国の
地にて果てゆく 祖父に伝わる
今日は沖縄戦終結の日=慰霊の日になります。
日本国内での終戦の日といえば8月15日ですが、もう1つの終戦の日とも言えるのが、今日6月23日の沖縄戦終結の日です。
ウチは沖縄に親戚はいませんが、特別な思いがあります。
それは、私の実の祖父が沖縄戦によって戦死した場所でもあるからです。
以前にも書いてますが、平和の礎という石碑に沖縄戦で亡くなった方の名前が刻まれていますが、それができたころに父が祖母を連れていったことがあります。
祖母は戦後に再婚しましたが、その前の結婚生活が短かった(結婚後すぐに戦地へ送った)こともあり、最初の夫だった私の祖父のことを想う気持ちは誰にも言えず、胸の奥にずっとしまい込んでたと思います。
平和の礎に刻まれる祖父の名前をなぞりながら、その場で泣き崩れたと父から聞きました。
全く沖縄に縁がない人でも、戦時中の悲惨な話は聞いてると思います。
そして、そういう方々の犠牲の上に今の平和は築かれてますが、現在の基地問題を見ると、まだ沖縄の終戦は訪れてないのかな・・・と思ってしまいます。
私はまだ沖縄へ行ったことはありませんが、必ず平和の礎に行きたいと思っています。
この世で会うことはありませんでしたが、あなたがつないでくれた命によって私がいます・・・と、感謝の祈りをささげたいと思います。
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コメント
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最近では、沖縄に対するネット上での批判がかなりあり…ただ、米軍がいまだに支配しているという状況を考えると、他国にすり寄ってでもその状況を脱したいという気持ちになるのも、個人的にはわかる部分があったりしますね。
沖縄にとっては、戦争は終わっていないどころか、どんどん侵害がひどくなっているという感覚があるでしょうし。
「本土」が沖縄に対して、どんな行為を突き付けたのかということを考えると、沖縄が日本の中枢に抱く嫌悪感というのも、相当なものだろうな…と思います。
投稿: mark | 2018年6月23日 (土) 20時17分
【こねこのお返事♪】
コメントしていただきありがとうございます☆
【markさんへ】
ネットでの批判は、あくまでも戦後のことですからね。
大戦中のことを知れば、批判とは別に考えることができると思います。
また、日本軍と現地民の間の悲しい話も、知れば知るほど戦争の悲惨さを後世に伝えなければと思います。
投稿: こねこ | 2018年6月23日 (土) 20時51分