時差Bizの 一つとしての 特急も
待避なくては 効果も微妙
今日から来週の21日までの平日8日間で、東急・田園都市線で「時差Bizライナー」という特急が走ることになりました。
特急といっても有料のタイプではなく、普通や急行などの種別のことです。
ダイヤ改正でもないこの時期に、平日の限られた期間で突然何だ?と思いますが、元をたどると現在の東京都知事の発言から始まったようです。
市場の問題など、いろいろあって忘れられてるかもしれませんが、都内へ向かう混雑する路線を少しでも緩和できないかという意見がありました。全車2階建てにするとか、かなり無茶なアイデアも出ましたけど、結局は種別をお試し期間で新設してみるということになったようです。
で、今回は私がいつも使ってる東急・田園都市線で、急行までしかなかったのを時差Bizライナーという特急を新設して、朝早く便利な特急を作ることで混雑緩和を試みるようですね。
しかも、停車駅を見て「やるね東急!攻めたねぇ!」と思いました。
始発の中央林間駅から渋谷まで、通常の急行なら間に8つの駅に停車しますが、今回の新設特急では3つにまで減らしたことで、特急感が出ました(笑)。
さらに、その減らされた停車駅の中に「二子玉川」や「三軒茶屋」まであって、この2つを通過させる決断をしたのは大きいと思いました。よく地元からブーイングが上がらなかったと思ってます(上がってるかもしれませんが:笑)。
ちなみに、ウチの地元の「溝の口」は停車します♪
今回、停車する駅で残ったものを見たとき、その全てが他路線との乗り換えがある駅だけだったので、駅そのもののブランドより実益を取った感じですね。
ただ1つ問題が・・・。
前述してるように、朝早くに新設して混雑を緩和するのが目的なのと、まだお試し期間とはいえ1日1本しかないので、乗ろうとする時間はまだ早すぎます。
渋谷に7時前に到着されても、仕事場がある表参道は次の駅なので、どっちにしても早すぎる出勤になってしまいます。その分早く帰れるなら、いくらでも利用しますが(笑)。
個人的には、乗った駅からほとんどポジションが変わることなく到着できるのは歓迎ですし、前々から特急ができたら・・・と思ってた停車駅と同じだったので、これがそのまま定着されると嬉しいんですけどね。
でも・・・でも・・・最大の問題が1つ。
これが田園都市線の混雑率の1つの原因でもありますが、急行などが普通を抜かす、いわゆる「待避」または「待ち合わせ」できる駅が少ないんです。
特に、都内へ入ると待避できる駅が1つだけで、その先に乗り入れる東京メトロの半蔵門線内は全車が各駅に停まってしまうため、渋谷に近づけば近づくほど渋滞状態になります(苦笑)。
しかも、半蔵門線内にも急行などを作れば?という意見もあるかもしれませんが、永田町や大手町など、けっこう重要な駅が密集してるため、よほど待避や待ち合わせの駅を増やさない限りは難しいでしょうね┐(´-`)┌
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